遣り方


10月23日の現地報告

今回より、いよいよ本格的な工事の開始となります。

8時半に出発し、途中コンビニで各自弁当などを購入の上、10時に現地到着しました。
今日も天気は良さそうです。
早速母屋の遣り方から始めます。遣り方(やりかた)とは基礎の土台を建てるためにきちんとした水平垂直を計測して糸を張る作業です。
まず、最初の杭を打ちます。

s34.JPG記念すべき村の第一杭S36.jpg母屋の遣り方



杭を基準に直角を出しながらその他の杭を打ちます。4本の杭のまわりに更に3本づつ杭(1.2.3)を打ちます。基準杭(1)の下から30センチ部分に印を付け、これを基準に2.3の杭にも水準器で計りながら印を付けます。
その印を目安に1.2.3の杭に水平に板を取り付けます。こうして四隅を同じ工程で作ると全ての横板は全て水平で高さのそろったものになります。
次に基準の杭上を通る糸を引き、水平に渡した板に結べば、空中に浮いた3次元的に水平で直角の出た長方形が出来ます。

s41.jpgs30.JPGつかの間の休息


母屋に合わせてトイレの遣り方を出したところで休憩です。雲に日が陰るとやや肌寒い気候にたき火の周りは気持ちよいです。
持参したソーセージなども焼いてプチバーベキュー気分を味わう私たちには、午後の作業のつらさを知る由もありませんでした。

腹ごしらえが済むと我ら村人一同は女子部1人を後かたづけに残し、作業へと向かいました。
まずは遣り方が出たトイレ部分の土地を糸から35センチ下まで掘ります。トイレの糸は地表から約20センチ上空に設置していますので、地下は15センチ掘ることになります。一辺が180センチ正方形で余裕を各15センチ多く掘りますので、2.3×2.3×0.15≒0.8立方メートルの土を掘らなければいけません。
死体を埋めるなんて大変な作業だと思い知りました。

s31.JPG恐怖のセメント練り
ブロックを糸に合わせて安置し、次にセメント練りです。遣り方の糸に合わせてブロックを積んで行くのですが、その下に生コンを流します。たったこれだけの面積の基礎を作るのに8袋のセメントを使用しました。セメント1に対し、砂3、バラス3の割合で混合します。トロ舟一杯にセメント半袋使用しますので、合計16回セメント練りをしなければなりません。腰は痛いわ、腕は上がるは、大変な作業でした。

練り上がったら順次先の地面に生コンを流し、その上にブロックを積みます。水平に張った糸に合わせて慎重にハンマーで叩いて微調整し、水平を出します。
ブロックに数カ所アンカーボルトを設置し、床材の基礎を乗せて固定します。
後は1週間乾燥を待って上物の建て方です。

s35.JPG基礎のできあがりs32.JPGはいチーズ


皆さん、一様に腰をさすりながら村を後にしました。
私と酔水は帰りにいつものスーパー銭湯に寄って露天風呂で汗を流した後マッサージまでして入念に後療法を致しましたので、翌日の診療には差し支えはありませんでした。

次回はいよいよキットの組立です。
母屋の基礎工事もありますので、どうか力を貸して下さい。

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