雨の軽作業


3月12日

屋根を打つ大きな雨の音に浅い眠りから覚めると、暗がりの庭は土砂降り。手探りで夜光時計の針を見ると、午前4時を回ったところです。

”今日は村の作業は難しいな”

出発まであと4時間、雨が止めばよし、でなければ誰かから延期ですかの問い合わせくらいあるだろう。もう一度眠りにつきました。

午前7時半、起床してみると雨は小降りになってはいますが、雲は低し。
いつまで待っても村人からの問い合わせの電話一本ありません。

8時半には新村人2名を拾って出かけなければなりません。用意をして外に出ると当たり前に酔水が待っていました。
そこに携帯電話がかかってきました。”いよいよ来たか”
「柴田ですけど、展圧機が重くて軽トラに乗せられないので助けに来てください」
すぐ近くの会社に行くと当然のように柴田さんが軽トラの横で展圧機と格闘中でした。

お手伝いした後、新村民を拾って私たちの車は4名で出発です。新村民はうら若い女性なので、このような寒い、しかも雨天に作業にかり出すというのはためらわれましたが、こちらも普通に待ち合わせ場所に長靴、軍手、カッパなどを取りそろえて待っていました。何という根性。

雨の中、村に到着するといつものように全員が既に到着して作業に入っていました。
「一体この人たちは何を考えているのでしょうか」

さてまずはテント内でミーティング、初めての方を含め12名、自己紹介をしてから2班に分かれます。第1班は展圧作業班、2班は袋詰め班です。
一班:前回母屋部分に敷いたバラスを追加し、転圧機で均し圧着します。

3.13.1.JPG転圧作業


3.13.2.JPG交代で作業
振動がものすごく12坪の母屋の周りを1周廻るだけで手がおかしくなりそうです。
胴まわりとかにすれば痩せそうな気配も。。

お昼前までにこの作業も終了、県道沿いで地味な袋詰め作業をしていた第2班も12時前に休憩に上がってきました。
雨は止むどころか益々強く、身体も冷え切ってきました。女子部、頼みます!!!

タープの中では熱々のコーヒーとカレーが待っていました。
雨のため外の景色を眺めながらという訳にはいきませんが、狭いタープの中で12名は寄り添うようにむさぼるようにカレーなどをほおばりました。雨のため現地での炊飯、煮込みは難しいとの予想のもと、既に昨夜から家で煮込んできたカレーです。

3.13.4.JPG鉄筋も現地に上がってきました


人心地がつくと昼からは配筋の予定でしたが、今日の天候では無理と判断し、鉄筋の荷揚げと何より袋詰めを完成させることに主眼を置きました。
女子部の後かたづけを頼み、われわれは麓の県道脇の砂利の山に再挑戦です。
午前中の第2班の活躍で3/4ほどに山は減っていましたが、男7人ががりで作業を続行しました。片づけを終えた女子部も加わり、最後は全員で総力作業の末、1時過ぎには全ての山を600の袋に詰めることができました。

3.13.5.JPG袋詰め作業


前回袋詰めにされたバラスを購入しましたが1袋380円、これを200袋購入し76000円の出費でした。今回はトラックで袋詰めにされてないものを買ったのですが、費用は19350円で約600袋分となりました。ざっと計算すると380×600=228000円の出費が必要なところ19350円で抑えた、つまり差し引き20万円以上の経費節約となったわけです。言い換えれば村人12人で今日は20万円以上の価値の労働を行ったと言うことになります。パチパチ。

3.13.6.JPGすっかり片づいた駐車場


今回は今までで一番の悪コンディションでしたが、初参加の5名(男子3名女子2名)を含め良く働きました。作業のきつさはともかく寒さ、雨に参りました。

2時過ぎに撤収。我々はいつものスーパー銭湯に寄って露天風呂で身体をほぐし、ビール中ジョッキ3杯飲んで帰りました(酔水は下戸)。

お疲れ様でした。

追加。

今日、柴田さんから作業の日程表があがってきました。
nittei.jpg
一応毎週のように予定を入れています。5月の連休以降に村人がゆっくり手作業で何でもできるようにするためには逆算すると4月下旬に上棟、そのためには上記のような日程を組まざるを得ません。
少しタイトかも知れませんし、「そんな毎週行けるわけないやん」と言う人も居ると思います。

無理をせずに、しかしなるべく早く楽しみたいと思っています。
また村議会で計りたいと思います。

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