現実


7月中旬

大きなことを言っても一番の問題は予算である。何人かで出資するとしても莫大な財産を所有している冒険団員がいるわけでもなく、かくなる上は開発予算をなるべく圧縮するしか方法はない。ただ、今回の計画が動き始めたにはそれなりの訳がある。

1.土地は知人のものであるが、登記変更その他の実費を除けば無償で貸与してくれること(いいオヤジがタダで貸せとは言えないので年間数万円は出す予定)
2.知り合いの建築会社の方の相談したところ、廃材などが大量にあり、安価で入手可能であること

などがアドバンテージである。上記の風呂釜やバイオラックスなどどうしても新規購入しなければならないものは多分合計100万円程度にはなるだろう。あとは建築材料、建築費を捻出しなければならない。
ただし、建築は大工さん1人を雇いあげ、指南を受けながら村民総出で建築を勧めて行く計画である。
また村が順調に動き出しても維持管理にもお金がかかる。村民税の徴収は必須であろう(月に数千円程度)。

このような物件を共同で運営して行くとき、問題になるのが離村する場合である。
村民としてそれなりの出費、労力の拠出、税金の支払いなどをする訳だが離村の場合、当村ではこのような個人出資に対しては一切の補填、保証、返金を行わない。「その分、楽しんだんだから後は村に寄付」という方針で行く。

本物のダッシュ村はテレビ局が出資している。天下のTOKIOの出演である。視聴率も上がれば予算も付くであろう。
しかし、わが偽ダッシュ村(仮称)はTOKIOどころかFUKUOKAの田舎中年冒険団の出演である。予算は自分たちでひねり出さなくてはならない。スポンサーでも付いてくれれば別であるが、一応の出資の目安は必要かも知れない。

まずは長老会議等でざっとした予算を計上し、長老間で分配するなどの方法を考える。

正確な予算は出ないものの、7月15日の会議の内容から母屋の建設には200万円程度の予算が必要かと思われた
。殆どは廃材を利用するため材料費は節減できるが、屋根材や基礎など新規購入を余儀なくされるものもある。またもっとも高額だと思われるのが工賃。
大工さんを1人雇い入れて指南してもらうとして日当2万円。50日間の工程で100万円は必要である。
もちろんこれはわれわれが十分さぼっても建築が進んで行くという前提に設定してであるが、さぼらず働けば工期の短縮につながり、ひいては工賃の節減となる。

とりあえず少なくとも300万円程度の予算ストックは欲しいところだ。現時点で3名の村民で単純に分けて1人100万円。工期を約1年と設定すると月に8万円。週に2万円。飲み会ををする分、作業に振り替えれば何とかなるかも。

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←この18平米のキット(工賃含まず)で240万円なので、33平米の母屋(工賃含む)200万は格安と言える。

(約40平米に設計変更しましたが費用はそれほど上がりません)

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